御牧原 で ブラタモリ!

2月11日(祝木)、MOVE!103会(東御市移住者交流会)のメンバー10名(大人7名 小人3名)で、御牧原の北部と南部に設けた14ポイント(歩行距離6.5km・標高差70m)を3時間近くかけてめぐり、ブラタモリ風に楽しみました!

目次

コース前半 その1(てらす➡わざわざ・ため池・菖蒲沢➡御牧ふるさと農園…)

ポイント① 北陸新幹線のトンネルの真上で、新幹線の通過する音を聴く試みです。
正確な通過時刻を割り出して臨みましたが、結果は???  
そして、1998年暮れにオウム真理教教団が拠点施設を作ろうとした場所もチェック。23年前、村民がバリケードを築き、極寒の⒓月から182日間、24時間体制で監視をして、教団の入村を阻止したという、地元住民の闘いの話もしました。
オウムがここを気に入ったのは、やはりここがパワースポットだからでしょう。

今は、「メイクワン」さんの倉庫になっています

ポイント② 浅間山をのぞむ広場(昔公民館があったらしい)に、いきなり前衛的なモニュメントが現れます。東京藝術大学前副学長 保科豊巳(北御牧出身、天空の芸術祭仕掛け人)教授の作品です。浅望公園(浅間山を望む)の名前は、北部区民の公募で決まりました。
この角を曲がると、県外からもたくさんの人が”わざわざ“訪れる、人気のお店「パンと日用品の店 わざわざ」がすぐそばにあり、このモニュメントが目印になっています。

ポイント③ ため池の一つ、四郎池。ため池は御牧原(北部南部)だけでも112もあり、池にはそれぞれ名前がついています。台地の開拓に欠かすことのできない、先人の知恵と努力の結晶です。写真後方白い壁の家が「わざわざ」さんです。
この日は寒かったので、池が凍っていて、子どもが石を投げ入れても、かん高い音を立てて弾んでいました。案内人が石を高く放り上げて割ろうとしたら、ズボッっと氷にはまってしまい。みんなで大笑いしました。
あれ?池の先に何か不思議な物体が…

ここで、問題。このMちゃんが引っ張っている三角の鉄の物体は、一体何に使うものでしょうか?こうやって、引っ張って使います。でも引っ張るのは、人間ではなく軽トラです。最近はあまり出番がないですね。(正解は、このブログの最後に…)

ポイント④ 北陸新幹線のトンネルを掘った土で、菖蒲沢を埋め立てて造成した「菖蒲沢団地」(42区画、約20年前に売り出し、現在も4区画が絶賛?売り出し中です。坪5万円ぐらいです。)沢がスパッと不自然に終わって、切り立った土手になっている様は、実に”ぶらタモリ的ポイント”だったので、「タモリさん ここを見て何か気づきませんか?」とクイズにしました。

御牧原は千曲川と鹿曲川に削られて残った台地です。ハートの形をしています。

ポイント⑤ 先進的な取り組みをしている専業農家「御牧ふるさと農園」の清水勉さんに話を聞きました。野菜を作るだけでなく、売ることまで手掛けています。今では当たり前ですが、いわゆる6次産業の先駆者です。
昔、販路開拓をしようと、東京で一戸一戸にポスティングしたお話や、奥さんとの分業のお話は、なかなか興味深かったです。御牧原特産の美味しい白土馬鈴薯もお安く分けていただきました。

コース前半②(菖蒲沢公園➡北部最高地点➡柳田利商店)

ポイント⑥ 菖蒲沢公園。地元住民が年2回水路を清掃し、ほたるを復活させようとしています。子どもが遊んでいる姿はほとんど見られず、遊具もだんだん減ってきています。

ポイント⑦      私設の公園「里山公園」。菖蒲沢団地住民の江田さんがほぼお一人で、裏の松くい林を芝桜の公園につくり変えました。階段・立て札に手作りの味があります。4月~5月の芝桜やつつじは本当に見事です。ぜひお出かけください。
ここからは柳田利商店までずっと登りになります。がんばろう!

ポイント⑧      北部最高地点標高765m 。ここは市境の尾根になっていて、谷の向こうは小諸市です。  ここは、浅間連峰から北アルプス、美ヶ原、蓼科山までぐるりと見渡せるので、山の説明をしようと思っていたのですが、今日は遠くが曇っていて残念!

ポイント⑨      「千川ビューライン」との立体交差地点、標高779m。
千曲川がほとんど見えない「千曲ビューライン」ですが、山々を眺めながらの快適なドライビングルートです。(小諸の御影から、上田の丸子まで)

コース後半(柳田利商店➡一本ぐるみ➡野馬除➡てらす)

ポイント⑩      御牧原台地にただ一軒の商店「柳田利商店」標高797m(コース中最高地点)。 なんと開店から100年の歴史があるのだそうです。お菓子からお酒、虫取りアミから日用品まで、なんでも売っています。コンビニの先駆け?参加者もお菓子やごみ袋などいろいろ買っていました。
ここまで標高にして70m近くを登ってきました。距離的にもほぼ半分、ここで折り返し、あとはてらすに向かって下るだけです。

ポイント⑪      「南部農村公園」 御牧原開拓の功労者 鳥居義処(とりいよしずみ 1845年~1926年)氏の石碑の前で、開拓の歴史ミニレクチャーをしました。         

ポイント⑫     「(孤高の) 一本ぐるみ」標高769m      2013年7月 火野正平が自転車で各地を回るNHK「こころの旅」で取り上げられたことで有名になった御牧原のビューポイントです。今でも、大きなカメラを抱えて、浅間山や蓼科山をバックに一本ぐるみの写真を撮っている人をときどき見かけます。私たちも全員で記念撮影をしました。

ポイント⑬      野馬除。ここ御牧原は、その名の通り、 平安時代、天皇に献上する駒引きの馬を育てるための牧場でした。その御料馬が逃げないように、37kmにわたって幅4メートル深さ2メートル高さ2メートルの土手が築かれていたそうです。ということは、牧場は直径10㎞!もあったわけです。分かりにくいですが、その跡が今でも10か所ほど残っています。広大な原を駆け回る御料馬の姿を想像すると…ああロマンですねえ。

野馬除けの仕組みを説明する学芸員

ポイント⑭      とや原ファーム           信州黄金シャモを飼育加工しています。80日から120日平飼いされたお肉は、かむほどに深い味わいです。鶏ベーコンを特価で販売していただきました。事前に連絡をしておけば、小売りもしていますよ。

ゴール   御牧原てらす。   地下の庭で信州黄金シャモのすいとんをお出ししました。全員おかわりをして、大鍋が空っぽに!大好評でした!

「冬の御牧原 よくばり ワンダリング」お疲れさまでした(^^)/

これは、てらす前の「もう 一本ぐるみ」

クイズの答え

*池の先にあった三角の鉄製道具・・・・正解は、道路の雪かき(ラッセル)をする道具でした。軽トラの後ろにつけて、雪道を走ると雪が両側に寄せられていきます。上信地方ならではの道具だとだれかが言っていました。

週1組限定の小さなお宿で、
絶景とくつろぎの時間をどうぞ。

北アルプスや八ヶ岳、美ヶ原、浅間連山までぐるりと見渡す丘で、お子様連れファミリー、ペットの同伴のお客様もゆったりとお過ごしいただけます。全館貸切で気兼ねなく、四季折々の眺めと、地元食材を使ったお料理をお楽しみください。

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