信州・御牧原はこんなところ

御牧原(御牧ケ原)は、佐久平と上田の間にある、標高700ⅿから800ⅿほどのおだやかな起伏を持つ台地。東御市、小諸市、佐久市と3つの市にまたがっていて、台地の下を北陸新幹線のトンネルが通っています。

標高のおかげで夏でも涼しく、爽やかな風が吹き抜けるため、クーラーは要りません。信州というと冬は雪のイメージがあるかもしれませんが、東御市は晴天率が高く、降雪の少ない場所です。

山岳大パノラマの御牧原

台地の周囲に遮るものがないため、南に八ヶ岳、蓼科山、霧ヶ峰、美ヶ原、西に北アルプスの槍穂高から白馬三山、北には浅間連山、東には西上州や奥秩父の山々を、パノラマで見渡すことができます。

日本百名山が16座、標高ランキング10位までの山が6座も見えます。しかも晴天率が高いので、特に秋から春は見える確率が高いです。

空が広く、青く、日の出から日没までを長く感じられることも魅力です。

北海道のように広大で牧歌的な風景

平安時代には朝廷の古代御牧(御料牧場)として、馬を育て献上するための牧場であったことが「御牧(みまき)」という地名の由来です。

川が流れない台地のために水が少なく、本格的に開拓されたのは、昭和になってから。そのため、人口密度が極端に低く、広い田畑の中に家々が点在する、まるで北海道のような景観を楽しむことができます。

農地の水不足を補うため、大小無数のため池が作られており、風景にアクセントを与えています。

野菜が美味しい御牧原

粘土質の土壌を利用して、特産の白土馬鈴薯、ブロッコリー、スィートコーン、お米など、味のいい野菜が作られています。近頃はワイン用葡萄の耕作地も増えています。

また、長野県で一番美味しいと言われるブランド鶏「信州黄金シャモ」が育てられていたり、ブランド牛の蓼科牛もすぐ近くで手に入ります。

ツーリングにおすすめの御牧原

台地の中央を走る農道「千曲ビューライン」は、おだやかな起伏とカーブが続く、爽快なロング&ワインディングロードです。自転車やバイクのツーリングのルートとして人気があり、風景を眺めながらのお散歩も楽しむことができます。

温泉よりどりみどりの御牧原

御牧原台地上だけでも3カ所、台地の周辺を合わせれば十数カ所の温泉、立ち寄り湯があります。それぞれに趣の違う温泉で、温泉巡りも楽しい御牧原です。

「何もない」が楽しい御牧原

御牧原には有名な観光名所がないかわりに、広大な風景を静かに眺められる、とっておきのビュースポットがあります。立ち寄り温泉や、カフェ、ベーカリー、ワイナリーなど、ちょっと内緒にしておきたいような魅力的な場所も…詳しくは、御牧原てらすへお越しの際、オーナーに気軽にお尋ねください。

もっと詳しくお知りになりたい方は、「おいでなんし御牧原の会」のHPをご覧ください。