コロナウィルスのしたたかさ×日本政府のだらしなさ のせいで、いつになっても出口の見えないコロナ禍。
今年に入ってからも、GWを除けば、笑っちゃうくらいお客様 激減です!
お客様のために用意している広いダイニングも、今では私たちの日常生活の場として定着してしまっています。
そんなこんなで「収入はないけど、時間はある」僕ら、ボケーッとしているのはもったいないし、開業5年の節目でもあって、これまで手を付けられなかった「リニューアル工事?」をボチボチと進めております。そう、このHPだって、その一環でした。
この「リニューアル工事」、去年からずっとやっているのに、やるべきことややりたいことが次から次へと湧いてきて、一向に終わりが見えません。
まあ、夢があるってのは幸せなこと、そう「欲がなくなったらおしまいよ。」と自分に言い聞かせて、毎日忙しくしています。次にいらしたとき「ずいぶん変わったなあ!」と言ってもらえたらうれしいなあ。
では、最近行われた「リニューアル工事」を紹介しましょう。
まず、第一弾は、草木染作家いしいかづみさんとのコラボレーション?、現在進行形で生まれ変わっている、てらすのテキスタイル達ー主にのれんから。
草木染作家さんによる こだわりの作品たち
その1 くるみで染めた 廊下ののれん
これは、玄関を入り、風除室を抜けたすぐの廊下の、のれんです。てらすにいらした方が、最初に目にするのれんでもあります。この奥は、トイレとプライベートエリアがあります。
ざっくりと編んだ麻を染めているのですが、何とも言えないいい色です。
この布を染めた材料は、くるみの果肉?です。
実は、てらすの東側の畑には、ポツンと1本のくるみの木が生えています。ダイニングの一つの窓は、わざわざこの木に向けて切ってあります。窓枠が額縁のようになり、まるで四季折々に変化する一枚の絵のようです。
そうです、こののれんは、このくるみの果肉で染めたものなんです。
のれんの色や風合いは、もちろんそれだけでも素敵なのですが、そこにてらすのシンボルツリーでもあるくるみで染めたというストーリーが加わって、愛着が何倍にも高まりました。
イタズラっぽく 刺繡と タッセル まで付いてます
こののれんの左下には、いたずらっぽく、控え目に刺繍が縫い付けてあります。
てらすの建物と後ろに見える北アルプスを線画に表したもので、ロゴにも使われているものです。
一見何だ?と思わせるところが味噌です(笑)。
また、左下にはラフィアを無造作に束ねたタッセルが付いています。しかも片方だけ!
こういう遊び心も…作者のセンスのなせる業です。
作者は アトリエアイズカンパニーの 石井加津美さん
のれんを染めてくださったのは、大阪から移住して、お隣りの八重原台地に10年前から工房=アトリエアイズカンパニーを開いていらっしゃる、石井加津美(いしいかづみ)さん。
いつお友達になったのかは、忘れましたが、「御牧原うたごえクラブ」のメンバーであったり、木質バイオマス発電所や生ハム工場に対して一緒に行動を起こしたり…楽しいことからDEEPなことまで、幅広くお付き合いいただいているお友達です。
今回のれんをリニューアルするにあたって、石井さんがが草木染め作家であったことを突然思い出し(失礼!)「あっ!石井さんに染めてもらったら素敵じゃない!」と頼んでみたところ、「こんなことは初めてだから…」とためらいつつも、引き受けて下さいました。
その結果…最初の一枚を設置しただけで「サイコー!」と感激してしまった僕らでした。
のれんは、まだまだ、続きます。